この記事は、アクセシビリティ Advent Calendar 2021の22日目の記事です。
みなさま、こんにちわ。
NPO法人アイ・コラボレーション神戸の板垣が更新させていただきます。
勝手に毎年恒例とさせていただいております。今年もアクセシビリティの祭典についてのお話をしようと思います。
今年の祭典もみなさまのご協力、ご参加のおかげで盛大な祭典が開催できました。本当にありがとうございました!
来年、2022年も、アクセシビリティの祭典を5月20日(金曜日)にオンラインで開催させていただきます。来年は第8回目となります。(過去のアクセシビリティの祭典サイトはこちら)
来年のテーマは、「Connection with Someone Changes the World.(人の繋がりが世界を変える)」です。
みなさまは2019年に開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で発足した「障害インクルージョン運動 The Valuable 500」をご存知ですか?
「The Valuable 500」は、社会、ビジネス、経済における潜在的な価値を発揮できるような改革を、世界500社のビジネスリーダーが起こすことを目的とした、世界的なネットワーク組織です。
この時、経済や政治が主に話し合われるダボス会議において、「障害」にフォーカスしたセッションが設けられたのは初めてのことでした。
この世界的なムーブメントを生み出したキャロライン・ケーシー氏は視覚障害のあるかたです。私たちチームアイコラボは彼女を尊敬しています。
チームアイコラボは、アイコラボレーショングループ6つの事業所とその協力者合せて100人近くの障害者集団です。私も長年障害当事者をやらせてもらってますが、私が見ても驚くほど多彩な能力がある障害当事者がたくさんいます。
これまでのアクセシビリティの祭典は、「障害者」が助けるべき弱者ではなく、障害があるからこそ創意工夫をして、高いスキルを生活や仕事に還元していることをご紹介してきました。
また、昨年は「みんなで創ろう!アクセシブルなスーパーシティ」をテーマに、障害者のニーズや能力を次の時代づくりに生かして、だれひとり取り残さない新しい時代をみんなで創っていくことを、ご提案しました。
来年のアクセシビリティの祭典は「Connection with Someone Changes the World.(人の繋がりが世界を変える)」をテーマに、アクセシビリティの祭典を通じて「企業や自治体」と「障害当事者」を繋ぎ、実際に製品やサービス創りを目指したいと思います。
それにより、少しでも、障害当事者が社会、ビジネス、経済における潜在的な価値を発揮できるような改革の一助となれば幸いです。
私たちは非力ですが、多くのみさまのご協力のおかげで、アクセシビリティの祭典も7年間続けることができ、来年で8年目を迎えます。心から感謝しております。
ぜひ、2022年5月のアクセシビリティの祭典も、多くのみなさまに、ご協力・ご参加いただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。
大変な時勢が続いておりますが、何卒お身体にはご自愛くださいませ。
明日はTenちゃんの記事です。お楽しみに!