【聴覚障害】 みんなで取り組む「情報アクセシビリティ コミュニケーション」

2022年5月に「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」が施行され、もうすぐ1年になります。まだまだ生活の中で、この法律を体感することは少ないと思います。

この法律は、日本ろうあ連盟の方々が自ら発信して、様々な方々のご協力を得ながら、12年間取り組み続け、ようやく成立した大事にしていきたい法律です。

本セッションでは、ろうの当事者のかた、難聴の当事者のかた、手話通訳者のかたの3名に、情報アクセシビリティ・コミュニケーションについて、法律を読むだけでは分からない「生のご意見」をおうかがいします。

障害のあるかたも無いかたも、すべての人にご覧いただきたいセッションです。

嶋本氏顔写真

嶋本 恭規

公益社団法人兵庫県聴覚障害者協会 事務局長

兵庫県淡路島出身。
1997年から公益社団法人兵庫県聴覚障害者協会青年部役員に就任し、財団法人全日本ろうあ連盟元青年部長を務めた。他にも、世界ろう連盟/アジア地域代表役員、一般財団法人全日本ろうあ連盟元スポーツ委員会事務局長や一般財団法人全日本ろうあ連盟元情報コミュニケーション委員会副委員長の経験もあり、現在は国際委員長を務める。
趣味は、黒鯛釣り・ドライブ・スタバ巡り・観賞魚・旅行・PCいじり。
メッセージ:「一心不乱」「精神一到何事か成らざらん」「ろうあ者として誇り、手話の誇りを持とう!」「未来は青年のもの!」

準備中

上田 月美

全国手話通訳問題研究会 兵庫支部 運営委員長
広島県出身。広島県立呉ろう学校の教員を経て、言語聴覚士の資格を取得しこども達のことばとコミュニケーションの相談・指導に携わり現在に至っています。手話は大学入学後に手話サークル主催の初級教室で学んだのがスタートです。多くの方との出会いがあり刺激をもらい、学びました。東京のあるろう者の「上田さんの手話は・・・」のアドバイスに、目からうろこ!
自分の手話表現のまずさを指摘してくれたことで、本気で手話を勉強しなきゃと思いました。その出会いには本当に感謝しています。現在は手話通訳士の資格を取り、派遣で登録手話通訳活動もしています。全国手話通訳問題研究会の兵庫支部の運営委員長を担って7年が過ぎましたが、聴覚障害者や手話通訳者を巡る社会情勢の変化は大きく、しっかり情報にアクセスしてついていかなきゃと思うこの頃です。

北山氏顔写真イラスト

北山 ともこ

【ファシリテーター】

NPO法人アイ・コラボレーション神戸 理事
2003年に就労継続支援A型事業所 NPO法人アイ・コラボレーション神戸を設立。Web制作・JIS X 8341-3試験・ユーザ評価などのプロジェクトマネジメントを行っている。