セッション1 [13時05分?13時50分] インクルーシブ対応としての字幕のトレンド

公開スライドあり(一部編集)

ここ数年の技術発達により音声認識と自動翻訳の精度が急激にあがり、生活のいろいろなシーンで活用されるようになってきました。特にリアルタイム字幕での活用は情報共有の強力なツールとして位置づけられ、外国人対応や障害者対応(視聴覚、発達)の分野で採用されるケースが増えてきました。まさにいま音声認識と自動翻訳によるリアルタイム字幕は情報共有の場において言語や障害を超えたインクルーシブ対応の手段として定着しつつあります。

このセッションではアクセシビリティの祭典2019でも採用されているコミュニケーション支援アプリ「UDトーク」を取り上げ、リアルタイム字幕の技術的な仕組みから活用の最前線までご紹介します。また、聴覚障害者の視点で日本語音声認識字幕の普及に伴い大きく生活が変わったことなど、またこれからの当事者の暮らしに対してこうしたITの活用をどのように提案していくのかをディスカッションしたいと思います。

登壇者

    写真

    青木 秀仁

    Shamrock Records株式会社 代表取締役 / 一般社団法人 Code for Nerima 代表理事

    コミュニケーション支援アプリ「UDトーク」の開発者。音声認識と多言語翻訳技術に精通し「Smilingual(スマイリンガル)」「声シャッター」などそれらの技術を活用したアプリをリリース。趣味は語学学習(英語、中国語、手話)。代表理事を務める一般社団法人Code for Nerimaでは東京都練馬区でITを活用したいろいろなイベントを企画。シビックテック団体として練馬区と一緒に地域課題の解決に取り組む。