アイ・コラボレーションとテレワーク

岡本幸助前理事長

祭典開催まであと11日です^^
今回はアイ・コラボレーションとテレワークについて少しお話を。。。

2000年にアイ・コラボレーション設立以来、基本的に自立通所が必要だったことから、重度身体障害者と移動の問題が常にありました。
岡本前理事長と設立メンバーは、ネットの環境さえ整えば在宅就労も可能であると、早々からテレワークによる障害者の就労に取り掛かっていました。
当時はアイビジットといシステムを使い、事業所間、事業所と自宅間をつなぎやり取りをすることを模索していました。
そして、滋賀県内にある同業の作業所複数と県が寄り合い、アイヘルプ(現在のアイ・コラボレーション高島)という協議会を今津町に開設し、印刷に特化した事業所として、事業所と県庁、事業所間を繋ぎ、一つの大きな団体として仕事をこなす仕組みを構築しました。

当時の國松知事とアイヘルプと草津事務所がネットでつながっている画面の写真
当時の國松知事(県庁)とアイヘルプ(今津町)と草津事務所がネットでつながった

アイヘルプがニュースに取り上げられた時の画像

当時は、韓国の障害者団体とも繋がるなど、このシステムの活用に皆 夢を膨らませたのですが、ただ、在宅就労に活用するには、当時WEBカメラも35万画素程度と粗い映像で、回線も遅くコマ送りの状態。
在宅で仕事をしてもらう障害者の健康管理には不向きとされ、実際には自宅へ訪問し、健康状態を確認する必要があるなど、課題が多くて実用化されることはありませんでした。

そして現在、回線も5Gとなり、ZOOMなどネット会議をするシステムも進化し、たくさんの人が一堂に画面上で顔を合わせることができるようになりました。
まだまだ課題は多いですが社会もテレワークが当たり前になってきています。
今は夢のように思うことでも、これからもたくさん創造していきたいですね。

 

スタッフ画像
山本 英嗣
特定非営利活動法人アイ・コラボレーション理事長