1枚目: アクセシビリティの祭典のスポンサーロゴスライド 2枚目: Amazon Echo Showのユーザー補助機能 クラスメソッド株式会社 AIソリューション部 持田 徹(Twitter: @motchie) 3枚目: タイトル: クラスメソッド株式会社 会社概要 経営理念: オープンな発想と高い技術力により
すべての人々の創造活動に貢献し続ける 代表者: 横田 聡 設立: 2004年7月7日 拠点: 東京、札幌、上越、大阪、岡山、福岡、那覇、ベルリン、バンクーバー 資本金: 1億円 従業員: 300人 4枚目: タイトル: 今日話すこと テーマ: より多くの方がAlexaを利用できるために 1. 画面付きEcho端末のインパクト 2. 画面付きEcho端末のユーザー補助機能 3. Alexaスキルの開発者が意識するアクセシビリティ 5枚目: 1. 画面付きEcho端末のインパクト 6枚目: タイトル: 2018年: 画面付きEcho端末の登場 写真: Amazonが販売するEcho端末の写真 写真: Fire TV Stick をリビングのテレビで利用している様子 写真: LenovoのAndroidタブレットで動作するAlexa 写真: Fireタブレットに搭載されたAlexa 写真: WindowsアプリのAlexaソフト 7枚目: タイトル: 画面付きEcho端末のアクセシビリティ 1. 従来の音声に加えて、以下が可能になった: - Alexaが音声で提供する情報をグラフィックで可視化 - Alexaの発話を文字で情報提供(字幕) - 発話指示に代わる画面ジェスチャ, キーボード/マウスでの入力 - Alexaコミュニケーション(ビデオ通話)による手話通話 2. Firefox または Silk によるWeb利用(Echo Showのみ) 同時に、Alexaスキルが出力する視覚情報や、
視覚が必要な入力に対する補完が必要となった → この補完が「ユーザー補助」 8枚目: 2. 画面付きEcho端末のユーザー補助機能 9枚目: タイトル: 利用方法(Echo Spot & Echo Show) 1. 「設定に移動して」と発話するか、画面を上から下にスワイプして[設定]アイコンをタップする 2. 画面をスクロールして[ユーザー補助]をタップする 3. 利用したいユーザー補助機能を選択する 写真: Amazon Echo Showの設定メニューでユーザー補助サブメニューを表示させたところ 10枚目: 2.1 視覚をサポートする機能 11枚目: タイトル: 拡大鏡 [ユーザー補助]で拡大鏡をオンにした後で: - 画面拡大: 指1本でトリプルタップ - 画面移動: 開いた2本指で拡大画面をドラッグする - 拡大率変更: 2本指で画面をピンチインまたはピンチアウト - 一時的な画面拡大: 1本指で画面をトリプルタップ 写真: 拡大鏡使用前のAmazon Echo Showの画面 写真: Amazon Echo Showの画面を拡大鏡機能で最大まで拡大したところ。通常画面で左上隅にある時刻表示の数字が1文字だけ画面に表示されているくらいの拡大率 12枚目: タイトル: 色の反転 - 黒背景に白フォントが、白背景に黒いフォントに変更 -「パフォーマンスが低下する場合がある」 - 「一部のビデオが正常に表示されなくなる」 - スキルの背景によっては、コントラストが不足する場合も 写真: Amazon Echo Showの設定画面。色の反転を使用する前のデフォルトの状態。黒背景に白いフォント。 写真: 色の反転をONにしたAmazon Echo Showの設定画面の様子。白背景に黒いフォントに変わっている。 13枚目: タイトル: 色の補正 - 色覚異常に合わせて画面の色を補正 - 2型3色覚(赤緑)、1型3色覚(赤緑)、3型3色覚(青黄) -「一部のビデオが正常に表示されなくなる」 写真: Amazon Echo Showの設定メニューの中で、ユーザー補助以下の色の補正画面 14枚目: タイトル: VoiceViewスクリーンリーダー - Fire OS向けのスクリーンリーダー - 画面ジェスチャで仮想カーソルを移動させてアイテムを選択し、文字を読み上げたりUIを操作する - 日本語変換の詳細読みやWebブラウザの読み上げにも対応 写真: Amazon Echo Showで、VoiceViewの練習画面の様子。緑色の仮想カーソルが、現在選択されている画面項目を囲んでいる。 15枚目: タイトル: ジェスチャでVoiceViewをオン/オフする: - オンにする: マイク/カメラ ボタンを長押し。音が鳴ったら、2本の指を(やや離して)画面に置いたまま、5秒間待つ。 - オフにする: マイク/カメラボタンを長押し。音が鳴ったら、1本指で画面をダブルタップし、5秒間長押し。 - Echo Showでマイク/カメラボタンは、画面を正面から見て端末上部の一番左にあるボタン。普段はミュートに利用。 - ヘルプに記載のない情報 - ジェスチャを使うと、VoiceViewで端末のセットアップも可能 16枚目: 2.2 聴覚をサポートする機能 17枚目: タイトル: 字幕サポート / Alexa字幕サポート - 字幕サポート: 再生するビデオでの字幕 - Alexa字幕サポート: 対応スキルではAlexaの応答を字幕表示 - それぞれの字幕でデザインやフォントを変更可能 写真: Alexa標準スキルの天気予報で、Alexa字幕サポートを使って発話内容の字幕を表示しているところ 18枚目 タイトル: タップでAlexa - ホーム画面右上隅に「タップ」のアイコンが出現 - 発話の代わりに画面タップでAlexaに指示を出すことができる - 既定の指示と「質問」で文字入力して任意の指示が可能 - 現状はマルチターンの会話には未対応(Amazonさん確認済) 写真: 「タップでAlexa」を有効にした際に表示される、タップのアイコン 写真: 「タップでAlexa」の画面。タップすると、Alexaに指示を出せるアイコンが並んでいる。 19枚目: タイトル: Bluetoothキーボード/マウス対応 - 「タップでAlexa」の「質問」を選択するとスクリーンキーボードが出現 - Bluetoothキーボードで文字入力できる - Bluetoothマウスで画面を操作できる(ヘルプに記載なし) - 現時点でBluetoothキーボードでは日本語入力ができない(ヘルプに記載なし。Amazonさん確認済 新機能要望済) - Alexa字幕サポートとの組み合わせで、音声なしでAlexaが利用可能(Alexaメッセージやスマートホーム) 20枚目: タイトル: 音声なしでコミュニケーション - Alexaコール、Alexaメッセージ、呼びかけがタップで可能に - Alexaメッセージで受信した音声を文字変換して表示 - AlexaメッセージがVoiceViewで利用可能に 写真:「音声なしでコミュニケーション」をオンにした際に、「メッセージ」メニューで表示される「コール・メッセージ」画面 21枚目: 3. Alexaスキルの開発者が意識するアクセシビリティ 22枚目: タイトル: Alexaスキルのアクセシビリティ - 『Alexaデザインガイド』の「アクセシビリティ」 https://developer.amazon.com/ja/docs/alexa-design/accessibility.html - 視覚的な情報提供に依存していないか(音声でも利用できるか) - 色のコントラスト(テキスト、背景) - 色反転のテスト、色の補正のテストへの対応 - 読み上げ順序 以上