ウェブアクセシビリティで企業価値を高める、小さな会社の戦い方 ■アルファサードについて 2003年11月設立・16年目 1名・Web制作としてスタート 当時からWebアクセシビリティツールの提供など 2019年5月現在 従業員数約25名 株主=オーナー社長(90%)、従業員 ■2019年現在、何をやっている会社か Webサイト受託・制作会社 パッケージCMS販売・サポート PaaS型(クラウド)CMSの提供・運用 Webアクセシビリティ試験ツール開発 やさしい日本語化(翻訳)の開発と提供 ページ読み上げ他閲覧支援ツールの開発と提供 ■具体的には ColorQuest ColorTester PowerCMS / PowerCMS X WCAGTester(PowerCMS8341) やさしい日本語化/難易度評価 読み上げ/フィーチャーフォンサイト化 ■中小企業(!=ベンチャー)の企業価値 どういう時に計算が必要になるか 後継者へ継承する時 株の売買(従業員持ち株制度) M&Aの時 投資を受ける時 ■中小企業の企業価値計算方法 純資産+将来獲得資金(3〜5年) 類似会社比準方式 前者の計算方式であれば? 将来獲得資金をどう読むか。 主に無形固定資産と決算書に現れない価値を読み解く ■決算書に現れない価値 ブランド・商標・特許 (継続して関係を築いている)顧客 人材力・制作力(Webアクセシビリティ含む) ■検索結果(最上位表示するキーワード) CMS アクセシビリティ 制作会社 アクセシビリティ やさしい日本語 (自動|機械|AI)翻訳 ■決算書に現れる価値 ソフトウェア サービス ■属人化されていないこと 例: Webアクセシビリティのスペシャリストが在籍している ヘッドハンティングしたほうが早い トップを含む会社全体として取り組んでいることが重要 ■そもそも、Webアクセシビリティが価値になるか 多くの公共サイトの受注実績(民間にも広がればさらに機会は増える) Webアクセシビリティ対応案件の引き合い・受注 CMSが選択される条件の一つ(強み) -「やさしい日本語化支援」+「CMS」=世界で唯一 ■遡ってみると 2003年設立、2004年JIS X8341-3 市場は小さく、競合は少ない(大きな市場は小さな組織には不向き) 市場が広がると、競合が増える(先行者になる) ソフトウェア化、ワークフローの確立(属人性を排除する) ■先を見る 障害者差別解消法 WCAG2.1 => 今後JISに反映 外国人受け入れ政策の転換(多文化共生における政府の見解に変化) 超高齢化社会 AIの進化 海外に目を向ける(海外進出にはa11y対応が必須) ■これから2年後(3年計画の現在1年目) ATAGに対応した商用CMS 「やさしい日本語」化についてのレベル向上と特許の取得 「やさしい日本語」化エンジンの応用(多言語翻訳との組み合わせや、APIの活用) これらの施策によって、継続して利益を出し続ける 現在の無形固定資産がほぼ償却完了と共にキャッシュフローのさらなる安定化 従業員への還元(さらに強い会社へ) ■企業価値は結局は売り手と買い手の合意でのみ決まる グローバル展開に取り組む/目指す企業との資本提携 PowerCMS X(ATAGに対応した商用CMS)の多言語・グローバル展開 やさしい日本語化エンジンを活用したい企業とのパートナーシップ WCAGTesterのノウハウをWebサービスのWebアクセシビリティチェックの自動化への活用 優秀な従業員、定着率(離職率の低さ)